リント布は100均でも買える??ガーゼとの違いは?
病院に行くと、とびひや、やけどの治療に軟膏を塗って使うリント布の使用を勧められることがあります。
このリント布、調剤薬局に置かれている場合もありますが、100均でも取扱いがあったら便利ですよね。ここでは、ダイソーやセリアなどの100均での取扱いの有無や、ガーゼとの違い、薬局で買う場合の値段などについて紹介しています。
ちなみにリント布の読み方はりんとふです。看護師さんがそう呼んでいたので間違いないですよ。
100均での取扱いは??
私が確認したのは、ダイソーとセリアの2店舗ですが、残念ながらリント布は取り扱っていませんでした。2つの店舗で置かれているのはガーゼのみ。ガーゼなら種類は豊富でしたが、リント布はどこにも見当たりませんでした。リント布はちょっと特殊な製品なのかもしれませんね。
リント布とガーゼの違いは?代用できないの??
リント布は、リント(lint)と呼ばれる長さ2~5cmの綿(コットン)の長繊維を使った厚手の織物生地の片面に、起毛加工を施した布のことで、起毛した面に軟膏などの塗り薬を塗って、患部を覆うようにして使います。ただ塗るだけよりもリント布を使うことで2倍以上薬を浸透させる効果があるそうです。
対してガーゼは、漂白した細かい木綿(コットン)の糸を、織り目の粗い平織りにした布のことで、吸水性に優れているので、液状の薬などを浸し、患部を覆って保護するのに適しているそうです。軟膏などを塗る場合には、粗い織り目から薬が通り抜けてしまうので、使い勝手が良くありません。
ガーゼを折り重ねたりして、代用することができないわけではないと思いますが、やはり医師にリント布を勧められたらガーゼではなく、リント布を使うのが良さそうです。(医師の指示に従うのが一番ですね。)
薬局での値段はどのくらい?
ではそのリント布、一体いくらぐらいで購入できるものなんでしょう?
私が調べた限りでは、約30cm×60cmサイズでの取扱いが多く、どこの店舗でも¥300ほどで購入できます。
私の行った薬局では、白十字株式会社のリント布が置いてあり、28cm×60cmサイズで¥298(税抜)でした。
店舗と通販サイトでは値段が違うかもしれませんが、ウエルシア公式通販サイトの『ウエルシアドットコム』では、白十字株式会社の34cm×60cmサイズのものが同じく¥298(税抜)で販売されています。(2019年10月時点)
『マツモトキヨシオンラインストア』では、オリジナル商品の33cm×60cmサイズが¥276(税抜)で販売されています。(2019年10月時点)
ガーゼなどに比べてあまり流通していないものなのか、私が行った店舗(大きめの薬局)ではリント布は1種類しか置いていませんでした。
もしたくさん使うようであれば通販サイトで大きいサイズを扱っています。
リント布の使い方は?裏表はどっち?
まずはリント布の裏表について。
上記の文中にもありますが、軟膏を塗るのはフワフワと起毛した面です。
起毛した面が表(写真左)、ザラザラした面が裏(写真右)になります。
看護師さんに説明を受けても、後になって裏表がどっちか忘れてしまったりするんですよね。私がそうでした。
次は看護師さんに教えてもらったリント布の使い方です。
①患部を清潔にする(夜は入浴後など体が清潔な時)
②患部の大きさに合わせてリント布を切る(清潔なハサミで)
③軟膏をリント布の表側(起毛した面)に木製のアイススプーンなどを使って塗る
(看護師さんいわく、塗る時に使うものは、清潔なものなら何でも良いよ。とのことだったので、私の場合は綿棒を使いました。)
④軟膏を塗ったリント布を患部に貼り付けて、包帯やテープで固定する
以上になります。
最後に
私が調べた限り100均では取扱いがありませんでしたが、薬局や調剤薬局で取扱っているので、そちらで購入するのが良さそうですね。
もし他の100均で見つけたらまた追記していきたいと思います。
それでは、早く治るよう、お大事にしてくださいね。